水槽のpHはなぜ変動するの? -4- 検証実験(2)

水槽のpHは なぜ照明の ON, OFF に連動して 変動するのか? 
       ・・・・検証実験(1) に続いて・・・ 「水草あり」・・・ の実験です。

実験条件は 水草を入れた以外は 前回と変わりません


水草を入れた PETボトル
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水草あり ・・・・ の結果です。
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 この結果は?   水草なしと おんなじやん ・・・ どこが ちがう ? ・・・


 そこで 比較してみます。
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  ご指摘のとおり 照明 ON での結果は ほとんど 同じ ・・ですね
    ・・・・・・  水草(ハイグロ)は もう目一杯 PET容器に 詰めたんですがね。
 
 同じ・・・ということは  ・・・いいんですよ。 これで
 CO2モニタ v.3 では 水中の溶存(遊離)炭酸だけをpHとして 検出しているんですから・・・・ 
    ・・・だから 同じということは 水草があっても 溶存炭酸は消費されていないって ことですよね。
 
 結果のまとめ
    (1) 照明の点灯中、「水草あり」の水槽では、溶存炭酸は消費されず、pHの
      アルカリ側移行には関与していない。
          ・・・・・つまり pH変動の犯人は・・・前回の「仮説−1」ではなく、
             「仮説−2」らしい。
 
    (2) 消灯後、「水草あり」だけが pHが酸性側に移行する。
         ・・・・ これは ひょっとして 水草が 夜の眠りモードで 息をして
             炭酸ガスを吐いたんと ちがう?


 
次の課題が見えてきました
  「仮説−2」でのプロトン・ポンプの稼働(H+ の取り込み)を検証する ・・・・
  ・・・ これは どぉ 実験するのよ?
         ・・・・ 水槽の水そのもののpHの変化を追跡すること ですね
 

  ・・・・・・・