水槽のpHはなぜ変動するの? -6- 検証実験(4)

いやぁー  ビックリでした。   照明だけで 水草なし水槽のpHがあんなに
アルカリ側に動くなんて ・・・・・    
      〜〜〜〜〜 また、また 難問を抱えてしまいました。  
  
  さぁー 気合いを入れて 本番実験 ・・・ 水草を入れての実験です。
実験は ・・・ 水槽内にPET容器を入れて、その中にタップリと水草を入れます。
 こんな ふうです。
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そして ・・・ 容器内の水のpH変化と、CO2モニタv.3 による溶存CO2量の変化をpHとして経時測定します。


結果が出ました。
 
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水草なしの結果に負けないぐらい 大きな変化です。
 これだけでは 判断できませんね。 ・・・ 前回の水草なしと比較をしてみます。


 まずは ・・・PET内の水の比較です。
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 水草 あり/なし で明快な違いがありますね。
 AM 8:00 から PM 5:00 の消灯まで 水草ありは アルカリが強い ・・ですね。
      ・・・ まさに 葉緑体がプロトン・ポンプを稼働して プロトンを取り込み 
          水をアルカリにしています。
 仮説−2 が 明確に 検証できました。



 そして ・・・ 溶存CO2の変化 の比較は どうでしょうか? 

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  水草 あり/なし で違いがあるような? ないような? 悩ましい結果です。
     ・・・・・ PM 2:00 - 5:00 では 水草が溶存CO2を食ってアルカリに
          なっているようですが、全体では大きな差はありません。  
  仮説−1炭酸ガス消費によるアルカリ化の寄与はない・・・
                       ・・・・・うーん あっても小さい。



 みなさんは いかがでしょうか?  ・・・・・ どう? 解釈しますか?


   ・・・・・・・